東京海上ホールディングス、2022年3月期本決算 純利益は159.9%増の4,204億円で増収増益
国内最大の損害保険グループと言われる東京海上HD、2022年3月期の連結業績(2021年4月-2022年3月)が発表され売上高は前期比7.4%増の5兆8,637億円、純利益は159.9%増の4,204億円で増収増益となりました。
また2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)に関しては、純利益4,300億円(前期は4,204億円)を見込んでいるとの発表がありました。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- 国内は、自然災害による保険金支払いの減少や前年のコロナ影響の反動、火災の料率改定効果等により増収
- 海外は、保険料引上や引受(保険の申込を承諾し、その保険契約が成立すること)拡大等により、北米を中心に増収
純利益は前期比で約2.6倍と過去最高になりました。
なお、発表された東京海上HDのIR情報の詳細は下記になっています。
2021年3月期 | 2022年3月期 | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 5,461,195 | 5,863,770 | 7.4% |
経常利益 | 266,735 | 567,413 | 112.7% |
純利益 | 161,801 | 420,484 | 159.9% |
出典:株主・投資家情報 | 東京海上ホールディングス – To Be a Good Company –
東京海上、今期経常は6%増で2期連続最高益、前期配当を10円増額・今期は45円増配へ
2年3月期の連結経常利益は前の期比2.1倍の5674億円に急拡大し、23年3月期も前期比5.7%増の6000億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
東京海上HD株価の動き
東京海上HDの株価、2021年11月にお伝えした時は5,900円台でした。現時点の年初来安値は3月の6,111円、年初来高値は3月の7,565円となっています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2021年6月21日終値 | 2022年5月20日終値 | 増減率 |
---|---|---|
4,919円 | 6,782円 | 37.9% |
2022年3月期本決算は増収増益となった東京海上HD、2023年3月期の純利益は4,300億円(前期比増減率:2.3%増)を見込んでいます。今後の展開も注目していきたいですね。