東京海上ホールディングス、2022年3月期中間決算 純利益は331.6%増の2,692億円で増収増益
国内最大の損害保険グループと言われる東京海上HD、2022年3月期第2四半期累計(4月-9月)が発表され売上高は前年同期比5.2%増の2兆8,856億円、純利益は331.6%増の2,692億円で増収増益となりました。
また2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)に関しては、現時点で純利益3,450億円(前期は1,618億円)を見込んでいると発表がありました。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- 国内外ともに保険業・資産運用いずれも好調
- トップライン(収入保険料、単体)も年初予想対比で好調に推移し、基調は良好
前期に比べコロナの影響や自然災害の減少等により、発生保険金が下回ったことも収益につながりました。
なお、発表された東京海上HDのIR情報の詳細は下記になっています。
2021年3月期 中間期 |
2022年3月期 中間期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 2,743,719 | 2,885,617 | 5.2% |
経常利益 | 109,167 | 366,844 | 236.0% |
純利益 | 62,393 | 269,278 | 331.6% |
出典:株主・投資家情報 | 東京海上ホールディングス – To Be a Good Company –
東京海上、今期経常を9%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も30円増額
22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.4倍の3668億円に急拡大した。
東京海上HD株価の動き
昨年お伝えした時は5,400円台だった東京海上HDの株価、今年に入り6月に4,907円で年初来安値、9月に6,210円で年初来高値を更新しています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2021年6月21日終値 | 2021年11月19日終値 | 増減率 |
---|---|---|
4,919円 | 5,910円 | 20.1% |
今回発表された中間決算で純利益が前期の4倍以上となった東京海上HD、この好調ぶりを維持し見込み通りの本決算となるのか、今後の展開も注目していきたいですね。