ワコム、オンライン教育のペンタブレット製品需要増で純利益184%増の62.8億円
本日、ペンタブレットでお馴染みワコムの2021年3月期第2四半期決算が発表され、売上高は前年同期比で17.9%増の553億円、純利益は184.5%増の62.8億円で増収増益となりました。
ワコムの決算、増益の理由として下記があげられます。
- オンライン教育向け等でのペンタブレット製品やディスプレイ製品の初心者向け新製品への需要増により増収
家庭でのオンライン教育の志向の高まりやテレワークの普及により、ペンタブレット製品やディスプレイ製品の需要が高まりました。その種の製品で強みのあるワコム、自社製品が需要に合致し、結果的に増収につながりました。
ちなみにワコム製品の「Wacom One 液晶ペンタブレット 13」は2020年の第14回キッズデザイン賞(子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門)を受賞しています。
また、国内に留まらず海外展開もおこなっているワコム、海外の現地法人所在地別で売上高を前年同期比で見ると、今期ドイツは増減率48%とアップしています。
発表されたIR情報の詳細は下記になっています。
2020年3月期 第2四半期 |
2021年3月期 第2四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 46,932 | 55,326 | 17.9% |
営業利益 | 3,010 | 8,618 | 186.3% |
経常利益 | 2,548 | 8,469 | 232.4% |
純利益 | 2,208 | 6,282 | 184.5% |
ワコム、今期経常を45%上方修正・7期ぶり最高益更新へ
ワコム <6727> が10月30日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.3倍の84.6億円に急拡大した。
3月のコロナショック時には下落したワコムの株価ですが、その後はコロナ前の水準以上に上昇し、8月には年初来高値の736円を記録しました。
ワコムの株価、今年の終値を基準に、年初来安値と最新株価を比較すると下記のようになっています。
2020年3月19日終値 | 2020年10月30日終値 | 増減率 |
---|---|---|
264円 | 684円 | 159% |
以前はクリエーター用ペンタブレットとしてのイメージがあったワコム製品ですが、コロナによるオンライン教育などにより子供たちにも馴染みある製品となりました。本日の決算では増収増益と好調なワコム、今後も注目したい企業ですね。
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