SBIホールディングス、手数料収入増で4-9月期2Q決算は純利益19%増の331億円
業界No.1口座数のSBI証券を有するSBIホールディングス、2021年3月期 第2四半期決算が発表され、売上高は2,281億円、純利益が331億円と共に前年同期比19%増で増収増益となりました。
SBIホールディングス、増益の理由として下記があげられます。
- 口座数ナンバーワンのSBI証券、コロナショックの株式相場変動で個人投資家の売買が増え、手数料収入が大幅に増加
- SBI証券だけでなく、住信SBIネット銀行、SBI損害保険・SBI生命保険などその他金融サービス事業も好調
以前は口座数では野村證券が日本最大数を誇り「証券業界のガリバー」と言われていたのですが、20年6月末にSBI証券が口座数を抜き去りナンバーワンとなりました。
SBI北尾社長、コロナ禍「新規口座開設数が急増」
SBIの証券関連事業の口座数(SBI証券とSBIネオモバイル証券の合計)は20年6月末に570万1000口座となり、「野村ホールディングス(8604)傘下の野村証券(532万3000口座)を抜き、業界ナンバーワンとなった」(北尾社長)と述べた。
ちなみに決算資料と同時に公開された参考資料(投資先企業の公開状況)では、口座数は595万9千口座で、600万口座に迫る勢いとなっています。
発表されたIR情報の詳細は下記になっています。
2019年3月期 第2四半期 |
2020年3月期 第2四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
収益 | 192,147 | 228,165 | 18.7% |
純利益 | 27,890 | 33,104 | 18.7% |
出典:SBIホールディングス 決算情報|SBIホールディングス
SBIの4~9月期、純利益19%増 売買増加で手数料収入増
SBIホールディングスが28日発表した2020年4~9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比19%増の331億円だった。
3月のコロナショック時には大幅下落したSBIの株価ですが、その後は持ち直しコロナ前の水準まで戻っています。本日の終値は2,455円前日比-75円(-2.96%)となっています。
SBIの株価、今年の終値を基準に、年初来安値と最新株価を比較すると下記のようになっています。
2020年3月19日終値 | 2020年10月29日終値 | 増減率 |
---|---|---|
1,315円 | 2,455円 | 86.7% |
グループ会社のSBI証券が業界ナンバーワン口座数でその数は600万に迫る勢い、そして決算も好調で株価は年初来安値と比較し増減率86.7%のSBI、今後も注目していきたい企業ですね。