上場廃止予定のファミリーマート、最終損益が107億円の赤字
先日、2020年3~8月期の連結決算を発表したファミリーマート、最終損益が107億円の赤字となり、同期間では初めての最終赤字となりました。
ファミリーマート同様に、競合他社のセブン&アイ・ホールディングス、ローソン共に今回は減収減益となっています。
ファミリーマートの赤字、理由として下記があげられます。
- 新型コロナウイルス外出自粛の継続などを背景とした来店客数の減少。
- 収益が低迷している店舗を中心に減損損失を422億円計上。
生鮮品、冷凍食品の販売が増加し客単価は上昇し、店舗売上高は緩やかに回復しつつあるものの、収益に大きく貢献できるには至りませんでした。
発表されたIR情報の詳細は下記になっています。
2020年2月期 第2四半期 |
2021年2月期 第2四半期 |
増減率 | |
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営業収益 | 265,409 | 235,689 | -11.20% |
事業利益 | 46,340 | 32,189 | -30.54% |
最終損益 | 38,162 | -10,725 | - |
ファミマの3~8月期、最終赤字107億円 不採算店で減損
ファミリーマートが7日発表した2020年3~8月期の連結決算(国際会計基準)は、最終損益が107億円の赤字(前年同期は381億円の黒字)だった。
ファミリーマートは、2020年7月9日から伊藤忠商事による株式公開買い付け(TOB)が実施され、2020年8月24日をもって終了しました。それによりファミリーマートは2020年10月22日開催予定の臨時株主総会を経て11月12日に上場廃止となる見込みです。
伊藤忠商事により完全子会社化されるファミリーマート、今回の赤字から復活はあるのでしょうか。今後の健闘に注目したいですね。