Photoshopでお馴染み、Adobeが好調!
Photoshop、Illustrator、AcrobatなどWEB関連で有名なソフトウェアを有する米国企業のAdobe、業績、株価ともに好調です。
WEB関連ソフトウェア企業のAdobeですが、有名なソフトウェアをピックアップすると下記のようなものが挙げられます。
- Photoshop:画像加工ソフト
- Illustrator:お絵描きソフト
- Acrobat:PDF関連ソフト
- InDesign:DTP関連ソフト
- Premiere:動画編集ソフト
中でもPhotoshopはAdobeの代名詞的なソフトウェアで、世界で一番有名な画像加工ソフトと言っても過言ではないでしょう。
そんなAdobe、先ほど取引を終えた米株市場で1株406.54ドルと400ドルの大台を突破し、コロナショック以前の株価をしのぐ上昇となっています。
2020年2Q決算が発表され、売上高、営業損益は前年比でプラスの増加となっています。
Adobe 2Q20決算
・売上成長は鈍化、営業利益10億ドル突破
・デジタルメディア売上+18%
・電子署名「Adobe Sign」好調
・Advertising Cloudの戦略を一部見直し
・2Q20売上予想31.5億ドル(+11%)売上高:31.3億ドル(YoY+14.0%)
営業損益:10.2億ドル(売上比 32.5%)https://t.co/2FrnQ6h3fB pic.twitter.com/f6Mh1gRfgh— Strainer (@strainerjp) June 12, 2020
Adobeソフトウェアを買い切り制から定額制に
Adobeの転機を挙げるとすれば、2012年から開始したソフトウェアの月額制でしょう。
以前のAdobeは、Photoshopなどのソフトウェアを買い切り制で販売していました。
買い切り制とは、一度買ったソフトウェアを追加料金がかからずに使い続けられるシステムです。
一方の月額制では、使用頻度に関係なく毎月使用料が発生するシステムです。
世間で人気のある動画見放題、音楽聞き放題などのサブスクリプション型サービスは、この月額制システムにあたります。
2012年以降、Adobeは買い切り制のソフトウェア販売を終了させ月額制での販売へと移行していったのです。
月額制の場合、ユーザーが契約を続ける限り使用料が発生し、その都度Adobeの売り上げへと繋がる仕組みになっています。
このような転換も、Adobe好調へとつながっているのでしょう。
コロナショックでのダメージを上手く回避し好調なAdobe、今後も注目していきたい優良企業ですね。