西松屋チェーン、2022年2月期3Q決算 売上高は1.4%増の1,248億円で増収
乳幼児・小児用品でお馴染みの西松屋チェーン、2022年2月期第3四半期決算(2021年2月-2021年11月)が発表され売上高は前年同期比1.4%増の1,248億円、純利益は-0.7%減の74.6億円となりました。
また2022年2月期の業績予想(2021年2月21日~2022年2月20日)に関しては、現時点で純利益91.43億円(前期は82.76億円)を見込んでいると発表がありました。
今回の増収、理由として下記のことがあげられます。
- 雑貨部門は粉ミルクなどの食品、マスクなどの衛生用品、シューズや服飾雑貨などが好調
- 衣料部門は、小学校高学年向けの子供衣料が、前年に比べて大きく売上を伸ばす
売上高1,248億円は3Q決算の中で過去最高となりました。
減益になった原因の一つとして、前年のコロナ需要による反動が考えられます。
またプロモーションで広告宣伝費などの経費が前年よりも増加したこともあげられます。
なお、発表された西松屋チェーンのIR情報の詳細は下記になっています。
2021年2月期 第3四半期 |
2022年2月期 第3四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 123,140 | 124,892 | 1.4% |
営業利益 | 10,904 | 10,705 | -1.8% |
経常利益 | 11,079 | 11,195 | 1.1% |
純利益 | 7,513 | 7,460 | -0.7% |
西松屋チェ、3-11月期(3Q累計)経常は1%増益も対通期進捗は過去平均を下回る
22年2月期第3四半期累計(3-11月)の経常利益(非連結)は前年同期比1.0%増の111億円となり、通期計画の140億円に対する進捗率は80.0%に達したものの、5年平均の109.3%を下回った。
西松屋チェーン株価の動き
西松屋チェーンの株価、年初来安値は8月の1,314円、年初来高値は4月の1,864円となっています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2021年8月31日終値 | 2021年12月17日終値 | 増減率 |
---|---|---|
1,321円 | 1,404円 | 6.3% |
西松屋チェーンの株主優待は株主ご優待カード
現時点(2021年12月)の西松屋チェーン株主優待は、プリペイドカード方式のお買物カードとなっています。
【通常の優待制度】 年2回実施 |
100株以上 | 1,000円/回 |
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500株以上 | 3,000円/回 | |
1,000株以上 | 5,000円/回 | |
【長期保有優遇制度】 年1回実施 |
100株以上 | 500円/回 |
500株以上 | 1,000円/回 | |
1,000株以上 | 3,000円/回 | |
3,000株以上 | 4,000円/回 | |
5,000株以上 | 5,000円/回 |
西松屋の全店舗でのお買い物に利用可能。(インターネット通販では利用不可)
最近の話題と言えば、「西松屋公式オンラインストア」が先月オープンし、利用が更に手軽となりました。
国内展開のみの西松屋チェーンにとって、日本の出生率が年々減少していることは会社にとっても大きな問題と言えます。(日本人の人口自体が減少していますが)
そんな先行きの中でどのように業績を伸ばしていくのか、今後の展開も注目していきたいですね。