ハローキティのサンリオ、2021年3月期本決算 純利益は39億円の赤字で減収減益
ハローキティ、マイメロディなどの人気キャラクターでお馴染みのサンリオ、2021年3月期本決算が発表され売上高は前年同期比25.7%減の410億円、純利益は39億円の赤字で減収減益となりました。
一緒に発表された2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)に関しては、現時点で純利益は21億円の黒字を見込んでいます。
今回の減収減益、理由として下記のことがあげられます。
- コロナにより商業施設の集客が減少し、売上が減少
- 多摩市のサンリオピューロランドの入園者数は、コロナの緊急事態宣言などで前期比65.8%減に
- 海外もコロナによる店舗閉鎖の影響で苦戦
一方、EC事業は引き続き堅調に推移しているとのことです。
なお、発表されたサンリオのIR情報の詳細は下記になっています。
2020年3月期 | 2021年3月期 | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 55,261 | 41,053 | -25.7% |
営業利益 | 2,106 | -3,280 | - |
経常利益 | 3,274 | -1,731 | - |
純利益 | 191 | -3,960 | - |
サンリオ、今期経常は赤字縮小、2期ぶり16円で復配へ
21年3月期の連結経常損益は17.3億円の赤字(前の期は32.7億円の黒字)に転落したが、従来予想の31億円の赤字を上回って着地。
サンリオの株価、3月に1,932円で年初来高値を更新しています。
サンリオの株価、終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2020年12月28日終値 | 2021年5月14日終値 | 増減率 |
---|---|---|
1,383円 | 1,612円 | 16.6% |
サンリオの株主優待はテーマパーク共通優待券など
現時点(2021年5月)、サンリオの株主優待は、サンリオピューロランド、ハーモニーランドの共通優待券や指定ショップで使えるご優待券となっています。
所有株数 | テーマパーク 共通優待券 |
株主ご優待券 |
---|---|---|
100株以上 | 3枚 | 1,000円券×1枚 |
500株以上 | 6枚 | |
1,000株以上 | 8枚 | 1,000円券×2枚 |
4,000株以上 | 10枚 | |
10,000株以上 | 12枚 | |
50,000株以上 | 15枚 | |
100,000株以上 | 20枚 |
2022年3月期の業績予想に関し黒字化を見込んでいるサンリオ、コロナで苦戦を強いられていますが、今後の展開も注目していきたいですね。