カルビー、土産用商品販売減少で4-9月期2Q決算は増収減益
本日、ポテトチップスでお馴染みのカルビーの2021年3月期第2四半期決算が発表され、売上は前年同期比4.6%増の1,309億円、純利益は6.8%減82億円で増収減益と発表されました。
そして、併せて発表された2021年3月期通期見通しは、売上高は期初計画から-50億円の下方修正、営業利益は+20億円の上方修正となりました。
減益の理由として、国内の土産用商品の売上減少が影響していることがあげられます。
コロナの影響で、インバウンド(外国人による訪日旅行)や国内旅行者が減少し、それに伴い旅行者が旅先で買うお土産用商品の販売が減少、結果売上減少となりました。
なお、発表されたカルビーのIR情報の詳細は下記になっています。
2020年3月期 第2四半期 |
2021年3月期 第2四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 125,246 | 130,947 | 4.6% |
営業利益 | 13,258 | 13,013 | -1.8% |
経常利益 | 12,819 | 12,749 | -0.5% |
純利益 | 8,820 | 8,223 | -6.8% |
カルビー、今期経常を8%上方修正
カルビー <2229> が11月2日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比0.5%減の127億円となった。
コロナで3月には一時2,392円の年初来安値を見せたカルビーの株価、その後は徐々に上昇し本日の終値は3,210円の前日比+10円(+0.31%)となっています。
カルビーの株価、今年の終値を基準に、年初来安値と最新株価を比較すると下記のようになっています。
2020年3月16日終値 | 2020年11月2日終値 | 増減率 |
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2,452円 | 3,210円 | 30.9% |
カルビーのお土産用商品の販売が減少した一方で、コロナによる外出機会の減少で、保存性の高い食品としてシリアル食品の需要は増加しています。ポテトチップス、じゃがりこ、じゃがポックルと定番人気商品を抱えるカルビー、通期計画の営業利益は+20億円の上方修正ということで、今後も注目していきたいですね。