KDDI、2023年3月期中間決算 純利益は-2.0%の3,543億円で減益
携帯電話の料金プランpovoでお馴染みのKDDI、2023年3月期第2四半期の連結業績(2022年4月~2022年9月)が発表されました。売上高は前年同期比4.4%増の2兆7,408億円、純利益は-2.0%の3,543億円の増収減益となりました。
また2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)に関しては、純利益6,880億円(前期は6,724億円)を見込んでいるとの発表がありました。
今回の増収減益、理由として下記のことがあげられます。
- 2022年7月に発生した大規模通信障害の補填や対応費用および、燃料高騰影響により減益
2022年7月2日からおよそ3日間に及ぶ大規模通信障害がありました。共同通信社は、この時の通信障害を「携帯業界では過去最悪の規模」と評しました。
KDDI障害最大3915万回線 復旧作業終了も通信制限
障害は2日未明の発生から40時間を超え、社会活動の混乱が広がり、携帯業界では過去最悪の規模となった。
なお、発表されたKDDIのIR情報の詳細は下記になっています。
2022年3月期 第2四半期 |
2023年3月期 第2四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 2,625,161 | 2,740,836 | 4.4% |
営業利益 | 573,075 | 558,527 | -2.5% |
経常利益 | 574,471 | 559,957 | -2.5% |
純利益 | 361,469 | 354,378 | -2.0% |
出典:IRライブラリ | 投資家情報 (IR) | KDDI株式会社
KDDI、7-9月期(2Q)最終は5%減益
23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比2.0%減の3543億円となり、通期計画の6880億円に対する進捗率は5年平均の55.8%を下回る51.5%にとどまった。
KDDI株価の動き
KDDIの株価、2022年5月にお伝えした時は4,240円台でした。現時点の年初来安値は1月の3,383円、年初来高値は5月の4,636円で更新しています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2021年12月2日終値 | 2022年11月2日終値 | 増減率 |
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3,272円 | 4,435円 | 35.5% |
KDDIの株主優待はカタログギフト
現時点(2022年11月)のKDDI株主優待は、「au PAY マーケット商品カタログギフト」となっています。
株主優待の内容ですが、株主優待として贈られるカタログギフトパンフレットより、希望のギフトを選べる仕組みとなっています。
また、株の保有期間によってカタログギフトの内容がアップグレードします。100株の保有年数が5年未満の場合は3,000円相当のカタログ商品を選べ、5年以上になると5,000円相当から選ぶことができます。
100株以上 | 5年未満:3,000円 | 5年以上:5,000円 |
---|---|---|
1,000株以上 | 5年未満:5,000円 | 5年以上:10,000円 |
100株保有している私も株主優待としてカタログギフトパンフレットが贈られてきました。(私の場合、保有期間が5年未満のため3,000円相当の商品が選べるカタログです)
KDDIの株主優待が届きました。優待はカタログギフトです。5年以上の保有でカタログ内容がアップグレードするので、このままKDDI株は保有し続けます。#KDDI #株主優待 #カタログギフト pic.twitter.com/HKeIZB4XXq
— おトクな生活 (@otokunaseikats1) June 17, 2020
2023年3月期中間決算は増収減益となったKDDI、2023年3月期本決算の純利益は6,880億円(前期比増減率:2.3%増)を見込んでいます。今後の展開も注目していきたいですね。