キャンドゥ、2021年11月期本決算 純利益は-55.7%の1.94億円で減益
100円ショップでお馴染みのキャンドゥ、2021年11月期の連結業績（2020年12月-2021年11月）が発表され売上高は前年同期比0.1%増の7,313億円、純利益は-55.7%の1.94億円で増収減益となりました。
また2022年11月期の連結業績予想（2021年12月1日～2022年11月30日）に関しては、現時点で純利益2.1億円（前期は1.94億円）を見込んでいると発表がありました。
今回の減益、理由として下記のことがあげられます。
- コロナの緊急事態宣言やまん延防止等措置の適用、外出の自粛や都道府県をまたぐ移動の減少などで売上高が減少
- コロナ対応の衛生用品や消耗品の特需が落ち着く
- 物流費用や原材料が高騰
売上高は増収で、9期連続の増収となりました。
店舗数は新規出店数は136店舗、退店が55店舗で計81店の増加となりました。
なお、発表されたキャンドゥのIR情報の詳細は下記になっています。
| 2020年11月期 | 2021年11月期 | 増減率 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 73,034 | 73,130 | 0.1% |
| 営業利益 | 1,558 | 964 | -38.1% |
| 経常利益 | 1,643 | 1,034 | -37.1% |
| 純利益 | 440 | 194 | -55.7% |
キャンドゥ、今期経常は10％増益へ
21年11月期の連結経常利益は前の期比37.1％減の10.3億円に落ち込んだが、22年11月期は前期比10.3％増の11.4億円に回復する見通しとなった。10期連続増収になる。
キャンドゥ株価の動き
キャンドゥの株価、2021年の年初来安値は1月の1,830円、年初来高値は10月の2,659円となっています。
昨年お伝えした時は、イオンによる株式公開買い付け（TOB）報道で株価はストップ高となっていました。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
| 2021年1月29日終値 | 2022年1月14日終値 | 増減率 |
|---|---|---|
| 1,840円 | 2,190円 | 19.0% |
キャンドゥの株主優待は店舗で使えるご優待券(100円+税)
現時点（2022年1月）のキャンドゥ株主優待は、キャンドゥの店舗で使える優待券(100円+税)となっています。
| 100株以上 | 20枚（2,000円＋税相当分） |
|---|---|
| 300株以上 | 40枚（4,000円＋税相当分） |
| 500株以上 | 60枚（6,000円＋税相当分） |
| 1000株以上 | 100枚（10,000円＋税相当分） |
キャンドゥの直近の話題と言えば、イオンによるTOBが終了し、2022年1月5日付けでキャンドゥはイオンの子会社になりました。
イオン、キャンドゥへのTOB終了、約51％の株式を取得
イオンは2021年12月28日、100円ショップ大手のキャンドゥへの2回目の株式公開買い付け（TOB）が終了したと発表した。
キャンドゥはイオンの子会社化により、イオングループ各社への出店を進めるとしています。イオンとの協業が大きく業績を伸ばしていくのか今後の展開も注目していきたいですね。