長崎ちゃんぽんのリンガーハット、2021年2月期3Q決算 純利益は73億2,300万円の赤字
長崎ちゃんぽんでお馴染みのリンガーハット、2021年2月期第3四半期決算が発表され売上高は前年同期比-27.7%の254億9,400万円、純利益は73億2,300万円の赤字で減収減益となりました。
また、併せて発表された2021年2月期(2020年3月1日~2021年2月28日)の通期業績予想に関しては、現時点では純利益87億の赤字を見込んでいます。
コロナの中での減収減益、理由として下記のことがあげられます。
- 3月以降は新型コロナウイルス感染症対策で営業時間短縮・臨時休業で売上高が減少
- コロナの影響もあり、店舗退店、店舗改装、減損等により、特別損失を21億3,700万円計上
コロナの対策として、テイクアウト、デリバリーの拡充をおこなっていますが大きな収益にはつながっていません。
なお、発表されたリンガーハットのIR情報の詳細は下記になっています。
2020年2月期 第3四半期 |
2021年2月期 第3四半期 |
増減率 | |
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売上高 | 35,257 | 25,494 | -27.7% |
営業利益 | 1,201 | -4,235 | - |
経常利益 | 1,159 | -4,445 | - |
純利益 | 424 | -7,323 | - |
リンガハット、3-11月期(3Q累計)最終が赤字転落で着地・9-11月期は赤字拡大
21年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結最終損益は73.2億円の赤字(前年同期は4.2億円の黒字)に転落した。
コロナショックで3月には1,638円で年初来安値を更新したリンガーハットの株価、その後は9月に2,709円で年初来安値を更新しています。
リンガーハットの株価、終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2020年3月16日終値 | 2021年1月18日終値 | 増減率 |
---|---|---|
1,695円 | 2,309円 | 36.2% |
リンガーハットの株主優待は店舗で使える食事ご優待券
現時点のリンガーハット株主優待は、「リンガーハット」の店舗だけでなく「濵かつ」や「とんかつ大學」、「長崎卓袱浜勝」(長崎県長崎市)で使える食事ご優待券となっています。
また、株主優待には長期保有優遇が実施されています。
100株以上 | 税込 1,650円相当(優待券3枚) |
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300株以上 | 税込 3,850円相当(優待券7枚) |
500株以上 | 税込 6,600円相当(優待券12枚) |
1,000株以上 | 税込 13,750円相当(優待券25枚) |
2,000株以上 | 税込 27,500円相当(優待券50枚) |
コロナにより大きなダメージを受けている飲食業、リンガーハットも例外なく今回の決算は減収減益となりました。コロナで厳しい状況は続きますが、どのような巻き返しをはかるのか今後も注目したいですね。