トップカルチャー、2020年10月期本決算は純利益173.1%増で3.71億円
複合書店「蔦屋書店(つたや)」でお馴染みの株式会社トップカルチャー、2020年10月期の本決算が発表され売上高が前年比-3.4%の301億2,700万円、純利益は173.1%増の3億7,100万円となりました。
コロナの影響を受けつつも、今回の本決算での増益、理由として下記のことがあげられます。
- コロナの巣ごもりに応えるため、コミックや児童書等の書籍販売や、家でも楽しめるホビージャンル、食品ジャンル等の特撰雑貨・文具の販売を強化
- マスクや除菌グッズ等の衛生用品の販売を強化
- その結果、主力である書籍、特撰雑貨・文具の売上が非常に好調
なお、発表されたトップカルチャーのIR情報の詳細は下記になっています。
2019年10月期 | 2020年10月期 | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 31,185 | 30,127 | -3.4% |
営業利益 | 174 | 436 | 150.6% |
経常利益 | 154 | 476 | 208.9% |
純利益 | 135 | 371 | 173.1% |
トップカルチ、前期経常は3.1倍増益で上振れ着地・8-10月期(4Q)経常は赤字縮小、今期業績は非開示
トップカルチャー <7640> が12月10日大引け後(15:00)に決算を発表。20年10月期の連結経常利益は前の期比3.1倍の4億7600万円に急拡大し、従来予想の4億1700万円を上回って着地。
コロナショックの3月には一時192円となり年初来安値を記録したトップカルチャーの株価、その後はコロナ前の水準に値を戻し9月10日には478円で年初来高値を記録しています。
トップカルチャーの株価、今年の終値を基準に、年初来安値と最新株価を比較すると下記のようになっています。
2020年3月13日終値 | 2020年12月10日終値 | 増減率 |
---|---|---|
211円 | 373円 | 76.8% |
トップカルチャーの株主優待はTSUTAYAギフト券
現時点のトップカルチャー株主優待は、TSUTAYAギフト券(額面は500円)となっています。
保有株式数 | 保有年数1年未満 | 保有年数1年以上 |
---|---|---|
500株以上 | 2枚 | 3枚 |
1,500株以上 | 4枚 | 6枚 |
保有年数1年以上とは、以下の条件を両方とも満たしている状態をさします。
- 4月末及ひ゛10月末の株主名簿に同一の株主番号て゛連続3回以上記載されていること。
- 上記の記載期間において保有株式数か゛常に贈呈の基準を満たしていること。
コロナの影響を受けつつも今回の本決算は増益だったトップカルチャー、今後も注目していきたいですね。