HP(ヒューレット・パッカード)、8-10月期4Q決算は、純利益72%増の6億6,800万ドル
アメリカのパソコンメーカーで有名なHP、先日2020年8~10月期4Q決算が発表され、売上高は前年同期比1%減の152億5,800万ドル、純利益は72%増の6億6,800万ドルの減収増益となりました。
また併せて発表された2020年度通期決算は、売上高は前年比3.7%減の566億ドル、純利益は12.5%減の28億ドルの減収減益となっています。
今回の4Q決算、コロナの影響下でも増益の理由として下記のことがあげられます。
- コロナによる在宅勤務やオンライン授業の増加によるパソコン需要で、パソコン販売が好調
- 第4四半期でのパソコンとプリンターの販売が、四半期としては過去最高
なお、発表されたHPのIR情報の詳細は下記になっています。
2019年第4四半期決算 | 2020年第4四半期決算 | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 15,407 | 15,258 | -1.0% |
純利益 | 388 | 668 | 72.2% |
出典:HP Inc. Reports Fiscal 2020 Full Year and Fourth Quarter Results
HPインク、収益が予想上回る-パンデミックでPC買い替え急増
米コンピューターメーカーのHPインクが24日発表した8-10月(第4四半期)決算は、売上高が市場予想を上回った。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による在宅需要を背景に、パソコンやプリンターの買い替えなどが進んだ。株価は時間外取引で上昇した。
3月にはコロナショックで一時12.54ドルとなり年初来安値を記録したHP株価、その後の株価はコロナ前の水準に戻っています。
HPの株価、今年の終値を基準に、年初来安値と最新株価を比較すると下記のようになっています。
2020年3月18日終値 | 2020年11月27日終値 | 増減率 |
---|---|---|
13.11ドル | 22.27ドル | 69.9% |
今回の第4四半期は増益で好調だったHP、コロナの落ち着きが見えず在宅勤務やオンライン授業が続くようでしたら、引き続き収益に影響が出そうですね。HP、今後も注目していきたい企業ですね。