リクルートHD、4-9月期2Q決算は減収減益、純利益は-45.2%の625.33億円
求人広告、人材派遣でお馴染みのリクルートホールディングス、2021年3月期第2四半期決算が発表され、売上高にあたる売上収益が前年同期比-13.0%の1兆446億円、純利益は-45.2%の625.33億円で減収減益と発表されました。
また、2021年3月期通期予想に関して、売上収益は前年同期比-10.4%~-6.5%の2兆1496億円~2兆2446億円を見込むと発表されました。
今回の決算、減収減益の理由として下記のことがあげられます。
- 有料求人広告利用の減少
- メディア&ソリューション事業では、結婚分野の挙式控え、飲食分野の外食機会減少やテーブル数の間引き対応などで業績影響を受け、企業クライアントの広告出稿数の減少
- コロナにより減退した企業クライアントの採用需要は引き続き低調で、 国内人材募集が大幅に減収
なお、発表されたリクルートのIR情報の詳細は下記になっています。
2020年3月期 第2四半期 |
2021年3月期 第2四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上収益 | 1,201,201 | 1,044,621 | -13.0% |
営業利益 | 142,659 | 74,729 | -47.6% |
純利益 | 114,148 | 62,533 | -45.2% |
出典:IRライブラリ | IR | リクルートホールディングス
リクルートの今期、純利益34~48%減 コロナが響く
リクルートホールディングスは16日、未定としていた2021年3月期(今期)の純利益(国際会計基準)が前期比48%減の930億円~34%減の1182億円になりそうだと発表した。
コロナで4月には一時2,240円の年初来安値を見せたリクルートの株価、その後は上昇傾向を維持しつつ11月10日には一時4,906円で上場来高値を更新しています。
リクルートの株価、今年の終値を基準に、年初来安値と最新株価を比較すると下記のようになっています。
2020年4月3日終値 | 2020年11月16日終値 | 増減率 |
---|---|---|
2,351.5円 | 4,690円 | 99.4% |
コロナの影響で今回の決算は減収減益となったリクルート、通期予想も減収減益の見込みですが、株価はコロナ前の水準を超えていますので、株価に連動するような業績回復を期待したいですね。