ネクソン、日経平均銘柄採用で株価急騰!前日比17%高で上場来高値更新
オンラインゲーム会社のネクソン、昨日「日経平均株価を構成する225銘柄にネクソンが採用」との報道によりネクソン株価が急騰し、午前中は一時ストップ高の2,965円、終値は前日比425円高(+17.24%)の2,890円で取引を終えました。
日経平均の構成銘柄であるファミリーマートが上場廃止されることにともない、ファミリーマートを構成銘柄から除外し、新たにネクソンが構成銘柄として採用されることになりました。銘柄の入れ替えは10月29日に予定されています。
日経平均、ファミマを除外 ネクソンを補充
日本経済新聞社はファミリーマート株の整理銘柄指定に伴い、同社株を日経平均株価の構成銘柄から除外し、ネクソンを補充する。29日に入れ替える。ネクソンのみなし額面は25円。
この銘柄採用の報道が投資家に好感されネクソン株は急騰、一時ストップ高の2,965円となり上場来高値を更新しました。
ネクソンの株価、今年の終値を基準に、年初来安値と最新株価を比較すると下記のようになっています。
2020年1月8日終値 | 2020年10月23日終値 | 増減率 |
---|---|---|
1,467円 | 2,890円 | 97% |
ゲーム会社株は自社ゲームの大ヒットで急騰の傾向にある
今回のネクソン株急騰は日経平均銘柄に採用されることによるものですが、ゲーム会社の場合、その会社のゲームが大ヒットすることにより株価が急騰することがあります。
記憶に新しいものをあげれば、自粛期間中の巣ごもり需要で任天堂の「あつまれ どうぶつの森」が大ヒットし、任天堂の株価も上昇しました。
このようにゲームヒットで株価が急騰することがあるのですが、私の中で一番印象的だったのは「パズル&ドラゴンズ」(通称・パズドラ)によるガンホー・オンライン・エンターテイメント株バブルです。
2012年にリリースされたスマホゲーム「パズル&ドラゴンズ」、基本的には無課金で遊べるゲームなのですが、日本のApp Storeのアプリ内課金の売上で2012年の年間1位となり、大ヒットとともに会社に大きな収益性をもたらしました。
このパズル&ドラゴンズの大ヒットで2013年にガンホー株は急騰し、その年の春にはニンテンドー3DS版も登場するとの報道もあり、5月14日には一時1,633円の最高値を記録しました。
当時のガンホー株価、終値を基準に、安値と高値で比較すると下記のようになっています。
2012年5月15日終値 | 2013年5月14日終値 | 増減率 |
---|---|---|
15.4円 | 1,550円 | 9964.94% |
上の図からもわかるように、1年間で株価はおよそ100倍となり大急騰しました。
例えば、1株15.4円のガンホー株を当時1,000株(15,400円分)持っていた場合、1年後の2013年5月14日にはおよそ1,540,000円になっていた計算になります。
ネクソン株、今後の上昇はゲームのヒット
今回の日経平均銘柄採用で注目されたネクソン、さらに株価を上昇させるにはゲームのヒットが重要だと言えるでしょう。
コロナの影響により、外出でのエンターテインメントが遠慮される傾向にある今日、これをチャンスととらえヒットゲームを生み出してもらいたいものですね。ネクソン、今後も動向に注目していきたい企業ですね。