アインホールディングス、2023年4月期中間決算 純利益は14.0%増の38.04億円で増益
調剤薬局やドラッグストアなどのチェーン店アインファーマシーズの持株会社であるアインホールディングス、2023年4月期第2四半期の連結業績(2022年5月~2022年10月)が発表されました。売上高は前年同期比11.9%増の1,712億円、純利益は14.0%増の38.04億円で増収増益となりました。
また2023年4月期の連結業績予想(2022年5月1日~2023年4月30日)に関しては、純利益110億円(前期は70.92億円)を見込んでいるとの発表がありました。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- コロナ関連で、約1,100の薬局において医療用抗原検査キットの販売
- 大型薬局の積極的な出店と投資回収を重視したM&A(企業の合併・買収)の出店戦略により
コロナの行動制限がゆるめられ、女性向け化粧品販売の回復が売上に貢献してくれています。
なお、発表されたアインホールディングスのIR情報の詳細は下記になっています。
2022年4月期 第2四半期 |
2023年4月期 第2四半期 |
増減率 | |
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売上高 | 152,972 | 171,204 | 11.9% |
営業利益 | 5,776 | 6,784 | 17.5% |
経常利益 | 6,127 | 7,283 | 18.9% |
純利益 | 3,338 | 3,804 | 14.0% |
出典:IR情報 | 調剤薬局・ドラッグストア・医薬流通サービスのアイングループ
アインHD、上期経常は19%増益で着地
23年4月期第2四半期累計(5-10月)の連結経常利益は前年同期比18.9%増の72.8億円に伸びたが、通期計画の205億円に対する進捗率は35.5%にとどまり、5年平均の42.2%も下回った。
アインホールディングス株価の動き
アインホールディングスの株価、現時点の年初来安値は5月の5,420円、年初来高値は8月の8,350円で更新しています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2022年5月12日終値 | 2022年12月2日終値 | 増減率 |
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5,510円 | 6,530円 | 18.5% |
アインホールディングスの株主優待は商品券
現時点(2022年12月)のアインホールディングス株主優待は、対象店舗で使えるアイングループの商品券2,000円分になっています。
100株以上 | 商品券2,000円分 |
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個人投資家の皆さまへ アイングループについて | 調剤薬局・ドラッグストア・医薬流通サービスのアイングループ
2023年4月期中間決算で増収増益となったアインホールディングス、2023年4月期本決算の純利益は110億円(前期比増減率:55.1%増)を見込んでいます。今後の展開も注目していきたいですね。