商船三井、2023年3月期1Q決算 純利益は174.4%増の2,857億円で増収増益
日本の大手海運会社である商船三井、2023年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月~2022年6月)が発表されました。売上高は前年同期比29.7%増の3,747億円、純利益は174.4%増の2,857億円で増収増益となりました。
また2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)に関しては、純利益7,000億円(前期は7,088億円)を見込んでいるとの発表がありました。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- コンテナ船の旺盛な貨物需要・賃率の継続による増益及び、自動車船における需要変動に合わせた柔軟な航路・貨物の入れ替えにより製品輸送事業が大幅な増益。
- 市況に加えて為替影響もあり、ドライバルク(ばら積み船)事業はじめ主要3セグメントにおいて増益。
なお、発表された商船三井のIR情報の詳細は下記になっています。
2022年3月期 第1四半期 |
2023年3月期 第1四半期 |
増減率 | |
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売上高 | 288,874 | 374,783 | 29.7% |
営業利益 | 8,042 | 23,597 | 193.4% |
経常利益 | 104,268 | 284,191 | 172.6% |
純利益 | 104,147 | 285,779 | 174.4% |
商船三井、4-6月期(1Q)経常は2.7倍増益で着地、今期配当を150円増額修正
23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.7倍の2841億円に急拡大し、4-9月期(上期)計画の5000億円に対する進捗率は56.8%に達し、5年平均の29.4%も上回った。
商船三井株価の動き
商船三井の株価、2022年1月にお伝えした時は8,800円台でした。現時点の年初来安値は1月の2,580円、年初来高値は3月の3,880円となっています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2021年7月30日終値 | 2022年7月29日終値 | 増減率 |
---|---|---|
1,883円 | 3,635円 | 93.0% |
商船三井の株主優待はクルーズ優待券
現時点(2022年7月)の商船三井株主優待は、にっぽん丸(商船三井客船株式会社運航)のクルーズ優待券になっています。
100株以上 | 2枚 |
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500株以上 | 4枚 |
1000株以上 | 6枚 |
2023年3月期1Q決算は増収増益となった商船三井、2023年3月期本決算の純利益は7,000億円(前期比増減率:-1.2%)を見込んでいます。今後の展開も注目していきたいですね。