大手ドラッグストアチェーンのカワチ薬品、2021年3月期3Q決算 純利益は113.7%増で62億5,000万円
大手ドラッグストアチェーンでお馴染みのカワチ薬品、2021年3月期第3四半期決算が発表され売上高は前年同期比7.0%増の2,160億7,800万円、純利益は113.7%増の62億5,000万円で増収増益となりました。
また2021年3月期(2020年3月16日~2021年3月15日)の通期業績予想に関しては、現時点で純利益を65億円と見込んでいます。
コロナの中での増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- コロナウイルス感染症の影響で、マスクや消毒液など予防関連商品等の需要増により利益率が増加
- 広告宣伝費等の販管費が抑制され利益が押し上げられた
コロナ前にはインバウンド需要で収益を上げていたドラッグストア業界ですが、コロナでインバウンド需要が低迷している中、創業60周年を迎えたカワチ薬品は堅調な業績を上げています。
なお、発表されたカワチ薬品のIR情報の詳細は下記になっています。
2020年3月期第3四半期 | 2021年3月期第3四半期 | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 201,853 | 216,078 | 7.0% |
営業利益 | 3,841 | 8,728 | 127.2% |
経常利益 | 4,546 | 9,449 | 107.9% |
純利益 | 2,924 | 6,250 | 113.7% |
カワチ薬品、今期経常を11%上方修正、配当も5円増額
21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の94.4億円に急拡大した。
コロナショックで3月には1,681円で年初来安値を更新したカワチ薬品の株価、その後7月には3,300円で年初来高値を更新しています。
カワチ薬品の株価、終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2020年3月13日終値 | 2021年1月25日終値 | 増減率 |
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1,767円 | 3,015円 | 70.6% |
カワチ薬品の株主優待は店舗で使えるお買い物優待券
現時点のカワチ薬品株主優待は、店舗で使えるお買い物優待券(対象外商品あり)となっています。
100株以上 | 1冊(5,000円相当) |
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500株以上 | 2冊(10,000円相当) |
1,000株以上 | 3冊(15,000円相当) |
優待券はお買上げ金額1,000円毎に優待券1枚(100円)を利用可能。
創業60周年で増収増益と好調なカワチ薬品、通期の純利益は前年比70.1%増65億円を見込んでいて好業績ぶりがうかがえます。今後も注目したい企業ですね。