アスクル、2022年5月期本決算 純利益は18.7%増の92.06億円で増収増益
事務用品の通信販売でお馴染みのアスクル、2022年5月期の連結業績（2021年5月21日～2022年5月20日）が発表されました。売上高は前期比1.5%増の4,285億円、純利益は18.7%増の92.06億円で増収増益となりました。
また2023年5月期の連結業績予想（2022年5月21日～2023年5月20日）に関しては、純利益94億円（前期は92.06億円）を見込んでいるとの発表がありました。
今回の増収増益、理由として下記のことがあげられます。
- 企業向け事業は、オフィス用品需要減少の影響を注力分野である生活用品などの商材売上高の伸長により増収
- 利益は物流効率化等のコストコントロールにより、計画を上回る着地
2022年5月期本決算は売上高、利益とも過去最高を更新しました。
その結果、12期連続増収、4期連続増益となりました。
なお、発表されたアスクルのIR情報の詳細は下記になっています。
| 2021年5月期 | 2022年5月期 | 増減率 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 422,151 | 428,517 | 1.5% |
| 営業利益 | 13,923 | 14,309 | 2.8% |
| 経常利益 | 13,850 | 14,270 | 3.0% |
| 純利益 | 7,758 | 9,206 | 18.7% |
アスクル、今期経常は微増で3期連続最高益、前期配当を1円増額・今期は1円増配へ
22年5月期の連結経常利益は前の期比3.0％増の142億円になり、23年5月期は前期比0.2％増の143億円とほぼ横ばいを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
アスクル株価の動き
アスクルの株価、2021年9月にお伝えした時は1,780円台でした。現時点の年初来安値は1月の1,299円、年初来高値は3月の1,719円となっています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最安値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
| 2022年1月20日終値 | 2022年7月1日終値 | 増減率 |
|---|---|---|
| 1,328円 | 1,573円 | 18.4% |
アスクルの株主優待は割引きクーポン
現時点（2022年7月）のアスクル株主優待は、1年に2回、LOHACOで使える割引きクーポンとなっています。
| 100株以上 | 「LOHACO」2,000円分（500円×4枚）割引クーポン |
|---|
注）商品価格 501円（税込）以上の商品が対象。なお、本クーポンはLOHACO PayPayモール店ではご利用不可。
2022年5月期本決算は増収増益となったアスクル、2023年5月期本決算の純利益は94億円（前期比増減率：2.1%増）を見込んでいます。今後の展開も注目していきたいですね。