良品計画、2022年8月期1Q決算 純利益は-36.0%の78.43億円で減益
無印良品でお馴染みの良品計画、2022年8月期第1四半期の連結業績(2021年9月-11月)が発表され売上高は前年同期比6.9%増の1,229億円、純利益は-36.0%の78.43億円で増収減益となりました。
また2022年8月期の連結業績予想(2021年9月1日~2022年8月31日)に関しては、現時点で純利益320億円(前期は339.03億円)を見込んでいると発表がありました。
今回の減益、理由として下記のことがあげられます。
- 衣服・雑貨の販売が低調に推移し減益
売上高は計画を下回ったものの、国内外における店舗数の増加により、過去最高の実績となりました。
なお、発表された良品計画のIR情報の詳細は下記になっています。
2021年8月期 第1四半期 |
2022年8月期 第1四半期 |
増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 114,960 | 122,946 | 6.9% |
営業利益 | 13,154 | 11,147 | -15.3% |
経常利益 | 13,478 | 11,745 | -12.9% |
純利益 | 12,248 | 7,843 | -36.0% |
良品計画、9-11月期(1Q)経常は13%減益で着地
22年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比12.9%減の117億円に減ったが、通期計画の450億円に対する進捗率は26.1%となり、前年同期の29.7%とほぼ同水準だった。
良品計画株価の動き
良品計画の株価、1年前にお伝えした時は2,300円台でしたが、2021年の年初来高値は3月の2,829円、年初来安値は先日更新され1,700円となっています。
株価の終値を基準とし、過去一年間の最高値と最新の終値を比較すると下記のようになっています。
2021年3月18日終値 | 2022年1月7日終値 | 増減率 |
---|---|---|
2,808円 | 1,724円 | -38.6% |
良品計画の話題と言えば、昨年中国の「無印良品」の商標を持つ現地企業との裁判で賠償を命じられてしまったことです。
出願特許や商標の相手側の抜け目なさが浮き彫りとなった裁判でした。
無印良品もハメられた、中国の「商標ビジネス」の恐ろしい実態
まるで無印良品と中国子会社が争ってるかのように見えるが、実はこの「北京無印良品」は我々が良く知る“無印”とはまったく無関係の別会社なのだ。
今期の本決算では現時点で純利益の減益を見込んでいる良品計画、今後の展開も注目していきたいですね。