ラテマネーで資産運用
ラテマネーを節約し投資金に
今回は、普段街カフェなどで支払っているコーヒー代を節約し、その節約したコーヒー代を投資信託などの投資金として使い資産運用を行うお話です。
そもそもラテマネーとは、アメリカの資産アドバイザー・デヴィット・バック氏が考案した言葉で、
「普段から利用しているコーヒーショップに支払うお金」、つまり日常的に何気なく使っているコーヒー代を表しています。
例えば、月曜日から金曜日まで平日勤めのサラリーマンが、仕事前に毎日300円のコーヒーを一年間買った場合、
300円×5日×4週×12か月の単純計算で、年間72,000円をコーヒー代として使うことになります。
72,000円があれば、最新スマホが買えますね…。
次に、この1年分のラテマネー・72,000円を資産運用した場合を考えてみます。
例として年利3%の投資信託などの金融商品で、本来ならコーヒー代として消費されてしまう72,000円を運用した場合。
「元金額×年利(利率)×期間=利息額」に当てはめると
72,000円×0.03×1年間=2,160円
単純計算で、2,160円の利息ができます。
今度は、この利息分を足した74,160円を、5年間運用した場合の複利計算を見てみましょう。
年数 | 元利合計 | 利息 | 実質金利 |
---|---|---|---|
1年目 | 74,160 | 2,160 | 3% |
2年目 | 76,385 | 4,385 | 6.09% |
3年目 | 78,676 | 6,676 | 9.2727% |
4年目 | 81,037 | 9,037 | 12.5509% |
5年目 | 83,468 | 11,468 | 15.9274% |
続いては、この事を踏まえて、2年目以降も毎年ラテマネー分の7,2000円を資産運用に充てた場合は、
年数 | 元利合計 | 利息 | 実質金利 |
---|---|---|---|
1年目 | 74,160 | 2,160 | 3% |
2年目 | 15,0545 | 6,545 | 4.5451% |
3年目 | 22,9222 | 13,222 | 6.1212% |
4年目 | 31,0258 | 22,258 | 7.7284% |
5年目 | 39,3726 | 33,726 | 9.3683% |
5年目には合計39,3726円となり、投資に充てた金額360,000円(72,000円×5年)に利息分の33,726円が追加された金額となります。
上記のシミュレーションから、コーヒー代を節約し資産運用が上手くいった場合、33,726円の利益がでることなります。
利益額から、複利効果によるお金の増加が改めて感じられますね。
一説によると、天才物理学者のアインシュタインは、“複利"を「人類最大の発明」「宇宙で最も偉大な力」と呼んだそうです。
注意:実際の投資信託などの金融商品は手数料や、利益額に応じて税金が掛かります。
ここではシンプルに表現するために、単純計算をしています。
街カフェで使うコーヒーの代用として…
そうは言っても飲み物が…。そんな方に、街カフェの代用として下記の方法はいかがでしょうか。
- 給湯室でインスタントコーヒーを作る
- 給茶機などを利用する
- 水筒(マイボトル)を持参する
最近では100円均一ショップ、通称:100均などで使い勝手のいいドリンクボトルが売られています。
樹脂製の軽量ボトルで、持ち運びに便利なタイプな上、デザインもシンプルで、男女兼用タイプが多く、
その種のドリンクボトルを手軽に使うのもいいかもしれません。
でも、どうしても街中でコーヒーを買いたい!…そんな方は、コンビニコーヒーはいかがでしょうか。
コンビニコーヒーは街カフェのコーヒーと比べ、値段が抑えられている割には美味しいものが見受けられます。
また、街カフェのコーヒーは、人件費(店舗によっては3,4人)や場所代、回転率などを考慮した金額設定がされているので、
コンビニコーヒーよりも値段が高いものがほとんどです。
しかし、コンビニコーヒーは、セルフサービスなどの工夫をし、お手頃な値段にも関わらず原価率が高いと言われています。お手頃なお値段の上に美味しい、それがコンビニコーヒーです。
- どうしてもの時は、コンビニコーヒーを
普段の何気ないラテマネー、ちょっとしたきっかけでいつものコーヒー代を節約し、資産運用に充ててみるのはいかがでしょうか。